この記事では喜多川 泰さんの著書『手紙屋』の書評・名言集・あらすじについてご紹介していきます。
今回ご紹介する喜多川泰さんの小説『手紙屋』は、私がお世話になっている方からオススメされたものです。
その方は男性女性問わず、また年齢問わず幅広い業界に知人がいらっしゃる方なのですが、相手を引きつけ楽しい気持ちにさせるのが非常に上手く、お会いするたびにその影響力は大きくなっているのがわかる方です。
その方にオススメされて読んでみたのですが、非常に価値が高い小説だと感じました。
私は普段、読書会もしているのですが、その時にもこの本を紹介したぐらいこの本には感銘を受けています。
また、喜多川泰さんの本で、『福に憑かれた男』の書評もこのサイトでご紹介しています。
それではここから、この手紙屋についてご紹介していきたいと思います。
Contents
『手紙屋』著者・喜多川 泰さんについて
喜多川泰
1970年東京生まれ。愛媛県に育つ。東京学芸大学卒。1998年、横浜に学習塾聡明舎を創立。以降、生徒の能力を最大限に発揮する方法をもとめて自己啓発の研究を続け、自ら執筆活動をはじめる。
私が何度も読み返している小説『福に憑かれた男』の著者でもあります。
『手紙屋』のあらすじ
就職活動中の主人公が「書楽」という書斎兼カフェを利用している折、誕生日にプレジデント机で見かけた「手紙屋」の告知。
手紙屋に手紙を書いて送ったことをきっかけに始まる、十通のやりとり。
そのやりとりを進めていく中で、主人公は精神的に成長していき、就職するということに対して・人生を生きていくことに対しての考え方が変わっていくのがわかる。
手紙のやりとりを通じて人生観が変わり、人生を変えていけるという話。
『手紙屋』オススメのポイント

手紙屋が書く主人公への手紙は、どの言葉もためになるもの。
人間の本質であったり、成長するために必要なことが、わかりやすく書かれている。
これらの言葉はすべて、あなたが今置かれている状況にとって得られる価値が変わります。
同じ言葉でも、そこから感じ取る意味合いや解釈は変わるのです。
だからこそ何度も読み返して、あなたの人生をより良い方向に進めていくために活用していきましょう。
様々な本を読んできましたが、最近感動したアルケミストと同様に素直に理解し納得できるものです。
ちなみに『アルケミスト 夢を旅した少年』の書評はこちらから。

『手紙屋』で感銘を受けた名言集

ではここから、『手紙屋』を読んで感銘を受けた名言について、一つずつご紹介していきます。
等価交換の法則を実践すること
あなたの能力は、今日のあなたの行動によって、あなたの能力が開花されるのを待っています。
「相手が持っているものの中で自分が欲しいものと、自分が持っているものの中で相手が欲しいものとを、お互いがちょうどいいと思う量で交換している」
例えば、自分の笑顔や言葉だって十分、物々交換の対象になる。
自分には、もっともっと他の人が欲しがる魅力がたくさんある。それをたくさん見つけて、磨いて、出し惜しみしないでどんどん周囲の人に提供してみて下さい。きっと思ってもみない、様々なものが手に入るはず。
相手の人生を本当に考えて行動をすること
あなたにこうなって欲しいという「称号」を与えてしまう。
周囲の人に対して、今までの経験からではなく将来こうあって欲しいという称号を与える人になるだけで、あなたの人生は一変するでしょう。
例えば「あなたなら自分の夢をかならず叶えられるよ」という言葉。
相手の夢の実現をあなたも心から信じていることを伝えることで、相手は夢の実現に向かって進む勇気をもらえるのです。
第三者からの賛辞は、相手の心に大きく響く
言葉というものは、本人に直接言わなかったとしても、巡り巡って相手に届くもの。
本人がいない場所で相手のことを「素晴らしい人間である」と話していると、それはめぐりめぐって本人に伝わります。
そしてその言葉は、あなたから直接聞いたとき以上に嬉しいものです。
だからこそ、常に心から思いやりを持って相手のことを考えながら行動していきましょう。
あなたの真摯な思いは相手にかならず伝わります。
自分の力を信じて道を進むこと
「天は自ら助くる者を助く」
他人に頼らず、自立して努力する者には天の助けがあり、必ず幸福になるということ。
今ある環境がどれだけ苦しく辛いものだったとしても、真正面から受け止めて乗り越えていきましょう。
人生で起きるすべての出来事は、今のあなたに必要だから起こるもの。
その出来事をあなたが成功するための材料にしていき、今ある環境をより良くするために行動していきましょう。
あなたが心から自分を信じて行動すれば人生は思い通りになる
『人生は思い通りにいく』多くの成功者が座右の銘にする言葉です。
私は、あなたに成功者になってもらうために、『物々交換』では手に入れることができないものを手に入れる方法を一つご紹介しようと思います。
それは、あなたの頭の中にいつも“天秤”を用意することです。
天秤の片方の皿の上には、あなたの手に入れたいものを載せます。そして、それと釣り合うものを、釣り合う量だけ、もう片方の皿に載せた時に、あなたの欲しいものが手に入るのです。
どんな出来事も成功するための材料に昇華していくこと
成功の人生を送る人にとっては、起こる出来事にラッキーとアンラッキーの区別はありません。
どんな出来事も自らを成長させる糧に変えて、たとえどれほど不運に見舞われたとしても、その経験がなければ手に入れることができないような成功を実現しようとします。そして普通の人が、ついてない出来事や失敗として片付けてしまうことを、自らの成功のために必要不可欠な“材料”にまで昇華してしまうのです。
すべての出来事はあなたの人生に必要なこと
「今、目の前にあるものに全力を注いで生きる」
目の前に現れる壁は、一見あなたにとって必要なさそうなものに見えても、自分が進もうとする人生にどうしても必要だからあらわれるのです。
だから、目の前にやってくるものを、取捨選択しないことです。「これはいる、これはいらない」と、そのときの自分で判断していると、後悔するばかりでなく、自分の持っている秘めた可能性を開花させることはいつまで経ってもできなくなります。
慣性の法則を自分のものにする
「慣性の法則」を踏まえて行動する。
止まっている人は、止まり続けようとする。動いている人は、動き続けようとする。
慣性の法則を自分のものにすることで、成功するための行動力を身につけることができます。
どんなことがあっても情熱を持って行動し続ける
夢を叶えることができたのは「どうしてもやりたいことを、情熱を持って続けてきただけです」
才能とはあらかじめあるものではなく、自らの努力で開花させるものです。
そして、才能を開花させるものは、開花させようとする「情熱」なのです。
『手紙屋』のまとめ

自分で決めた自分の人生を生きること」が大切。
そして「人にたくさんのものを与えること」が、自分の人生をより豊かにするということ。
自分で自分の人生を決めて生きていく人の人生は、必ず楽しくて豊かなものになる。
それを実現するためには、周りの人にあなたが持っているものをたくさん与えていくことです。
最後に、あなたが「数々の逆境を乗り越えてでも、自分の夢を本気で実現するんだ」と考えているのなら。
『アルケミスト 夢を旅した少年』を読まないと人生で損をすると本気で思います。これは、私の人生のバイブルと言える本です。
このブログ『イツキのアンテナ』のURLにalchemist(アルケミスト)と入れているのは、この『アルケミスト 夢を旅した少年』に感銘を受けたからです。
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