この記事では、ビジネス読書会の主催者もしている私イツキ( @ronshi777 )が、西村創一朗氏の著書、『副業の教科書』の書評について解説していきます。
そんな疑問を抱えているあなたに。
本記事の信頼性
参加者は士業(税理士・弁理士など)をはじめ、不動産営業マン、僧侶、マッサージ師、広告代理店営業マン、フリーランスなど、さまざまなバックグラウンドを持つ人たちと、本をテーマに交流を深めています。
また読書会を継続する中で、様々な本に触れ合いながら、良書についてはどんどんシェアをしています。
まずは結論から。
本業と複業のシナジーを生み出しながら、人生を豊かにする方法を理解することができます。
また、自宅で過ごしながら学びを深める人が増えている今。
オーディオブック需要も非常に伸びています。
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ではここから、『副業の教科書』の書評について、一つずつ解説していきます。
Contents
西村創一朗氏について
株式会社HARES代表取締役。
複業研究家。
ランサーズ株式会社タレント社員PRスペシャリスト。
1988年神奈川県生まれ。
大学卒業後、2011年に新卒でリクルートキャリアに入社。
法人営業・新規事業開発・人事採用を歴任。
本業の傍ら2015年に株式会社HARESを創業し、仕事、子育て、社外活動などパラレルキャリアの実践者として活動を続けた後、2017年1月に独立。
独立後は複業研究家・働き方改革の専門家として個人・企業向けにコンサルティングを行う。
講演、セミナー実績多数。
2017年9月~2018年3月「我が国産業における人材力強化に向けた研究会」(経済産業省)委員を務めた。
NPO法人ファザーリング・ジャパンにて最年少理事を務める
引用:『複業の教科書』より
『複業の教科書』の概要
副業解禁の波がどんどん大きくなっている現在。
今後さらに副業解禁を決断する企業が増えてくることは間違いないでしょう。
本書では、副業とはちがう、会社にゆだねていたあなたの人生を取り戻すための、これからの働き方のスタンダードである、「複業」の始め方について解説されています。
「複業」のはじめ方を、著者である西村氏の経験を交えながら、具体的に学ぶことができます。
こんな悩みを抱えている人に読んでほしい
私がこの『複業の教科書』を読んで感じた中で、以下のような悩みを抱えている人には、特に読んでほしいと感じました。
- 複業のはじめ方がわからない人
- 転職や起業はまだ考えられないけど、新しいチャレンジはしたい人
- 今の会社の将来に不安を抱えている人
『複業の教科書』を読めば、具体的な考え方や行動の仕方が見えてくるようになります。
『複業の教科書』での「複業」の定義とは
ここではまず、「複業」の定義について西村氏の考え方をご紹介していきます。
本業ではできないことへチャレンジし、本業と共に成長していくこと。
それがこの本で僕が提案する「複業」なのです。
引用:『複業の教科書』より
そして複業の最大の価値は「自分の人生を取り戻す」ことだと語られています。
これは複業を磨き上げることで、本業とのシナジーを生み出し、自分の人生の舵取りを取り戻すことができるということです。
私が役に立つと感じたポイントを厳選してご紹介
ここでは、『複業の教科書』を読んで役に立つと感じたポイントについて、私なりに厳選してご紹介させていただきます。
「複業は本業にプラスの影響を与える」ということ
複業を磨いていくことで、本業にプラスの影響を与えることができます。
なぜなら、複業で得た経験やノウハウは、本業にも活かせるものが多いからです。
例えばブログのセールスライティングスキルは、プレゼン資料作成や社内情報共有にも活かせます。
ですので、複業で成果を出すことは、本業にもプラスの影響を与えてくれるのです。
本業と複業はバラバラなのではなく、相乗効果を生み出すもの。
あくまでも「本業で成果を出すことにこだわる」ということ
これは複業に取り組む上で、最重要の考え方です。
なぜなら、本業で成果を出せない中で複業にばかり取り組んでいると、あなたを応援してもらえないからです。
こころよく応援してもらえない中で、複業で成果を出すことは難しいです。
そして仮に複業で成果を出せたとしても、そんな中では本業での立ち位置がどんどん狭まってしまいます。
ですので、「本業で成果を出すことは必須」という意識で取り組んでいきましょう。
本業で成果をきちんと出していれば、複業にも心置きなく取り組んでいける。
「目先のお金ではなく信用をためる」ということ
複業をする中で大事にすべき考えは、まず最初に信用を貯めるということ。
目先のお金だけにとらわれていると、短期的には収益が出ますが、継続性がなくなりがちです。
ですが先に信用を貯めることを継続することで、縁が縁をつなぎ、新たなチャレンジの機会や仕事の継続につながります。
ですので、まず最初に信用を貯めることから取り組みましょう。
信用を先に貯めておけば、あとからお金はついてくる。
「小さな一歩からはじめる」ということ
複業に取り組む上で大事な行動の仕方は、小さな一歩から始めるということです。
いきなり新しいことに取り組むと、最初は新鮮で楽しいですが、3日坊主になりがちです。
ですから、毎日でもコツコツ継続できるような目標を立てて、取り組むことが大事です。
例えば、Twitterで毎日1ツイートする、noteで役立つ情報のまとめを1記事ずつ書いていく、というようなイメージです。
途中で挫折しないように、継続しやすい目標を立てて取り組むこと。
『複業の教科書』を読んだ私の感想
ここでは、本書を読んだ私の感想について、ご紹介していきます。
振り返ってみると、私も本業と複業の相乗効果が出せるようになった
私も現在、複業ブロガーとして約3年ほど活動していますが、一歩を踏み出してみて本当に良かったと感じています。
理由としては、本業×複業のスキルやノウハウを掛け合わせることで、シナジーが生まれるからです。
ブロガーとして磨いたライティングスキルは、プレゼン資料やプレゼン本番に役立っています。
だからこそ本業もでもさらに成果を出せる。
そして複業も伸ばしていける。
この好循環を生み出せたのは、複業として第一歩を踏み出したからです。
そしてこの『副業の教科書』を読んで、あらためて行動を起こしてみてよかったと感じました。
morich代表の森本さんの記述があり、あらためて色々な人から影響を受けて人生があるのだと感じた
私は以前、本書の中で登場するmorich代表の森本千賀子氏のグロービスでのセミナーに参加したことがありました。
そして森本さんの非常にパワフルでアクティブなその姿勢と、経験に裏打ちされた深い洞察力、そして抜群のコミュニケーション力に圧倒されました。
そして私自身も社内ジョブチェンジを何度も繰り返して今があるので、『複業の教科書』を読んで、あらためて共感する部分がありました。
本書を読んであらためて、森本さんのセミナーに参加したことや、様々な人から受けた影響が、いまの自分を作っているんだな、と感じました。
まとめ|新しいチャレンジとして「複業」を考えているなら『副業の教科書』を読んで実践しよう
新型コロナウイルスへの環境対応で、目まぐるしくこれまでの日常からの変化を余儀なくされている今だからこそ、『複業の教科書』のような人生の羅針盤となる本が必要だと感じました。
私は複業ブロガーとして活動してきましたが、『複業の教科書』を読んで、あらためて今まで取り組んできた自分の選択肢は、間違っていなかったと考えています。
本書では、複業する人にオススメのツール72選もまとめられており、ぜひ読んで確かめてみてほしいです。
